つらつら日記

ブラック社内SEからブリッジエンジニア(仮)に転職できました。修行中です。

無くしたモノと得たモノ

最近の近況まとめです。

 

■仕事やめました。

昨年内定いただいた企業ですが、半年勤めて退職しました。

社員の働き方をちゃんと管理して、無理のないようにしてくれる大変いい企業だったので、個人的にはSR引いたなと思っています。社会的に見たらSSR+だと思います。ただ私の障害特性が合いませんでした。製品のテクニカルサポートとして、お客様にメールを書くのが仕事でしたが、問い合わせに対してマニュアル式に答えを返すことしかできませんでした。また上司からの指示も「言われた事」をこなすのが精一杯で、「本質を外した作業」になることが度々ありました。マニュアルの操作をマニュアル通りに行えず、作業が進まなかった場面もありました。指示通り作業が行えない、マニュアルが守れない、作業が遅い上にミスも多いみたいな評判がついてしまい、退職へ踏み切る事になってしまいました。

 

障害に関しては、途中でコンサータ18mgを飲み始め、症状が緩和した部分もあります。昼間の眠気がなくなり、マニュアル通り作業をこなすことができるようになりました。今は「どうすれば効率的にこなせるかな?」と考える暇さえあります。また作業速度と集中力の向上が見られました。そのため成果物の精度と作業スピード、根気強さは大幅に向上しました。

しかし全ては遅すぎました。コンサータにたどり着く前に私の社内での信用は失墜していて、回復不能なレベルになっていたのです。それでも上司は気遣って、私にツール作成などの業務を振り、職場に置いてくれました。私が練習で書いたメールを添削していただきました。色々努力はしましたが、一度失墜した信用を取り戻す事は叶いませんでした。日本語の曖昧なニュアンスは未だによく読み違えますし。退職打診と転職支援の面談があり、思い悩んだ結果、転職を決断しました。面談が初めてあった日、人通りのない帰り道でボロボロ泣きました。途中何故か足に力が入らなくなって、立ち止まりながら何とか帰宅しました。薬の関係で飲酒は避けていたのですが、その日ばかりは帰り道で氷結とストロングゼロをコンビニで買って、家でやけ酒しました。

 

今となっては「前職」ですが、本当に恵まれた会社に入社できたなと思います。社内の連絡ツールにチャットツールがあって、仕事が文章ベースで進んだので、口頭のやり取りが苦手な自分としては非常に助かりました。上司や先輩がいつも定位置にいて相談に乗ってくれ、非常に仕事がしやすかった。自分で業務のやり方や成果物に関して提案して認めていただいた時は、天にも登る勢いでした。理不尽に怒鳴られる事もなく、給料にならない休日出勤もなく、本当に天国のような職場でした。「この人たちに喜んでもらいたい!認めてもらいたい!」と生まれて初めて思いました。その分在職期間中一杯は与えられたタスクを全力でこなし、一部終わらなかったものは同期に引き継ぎました。それしか自分がこの会社のためにできることはないなと感じたためです。

 

■初めての「障害者雇用

前職の結果を踏まえ、現在は障害者雇用の枠がある会社で転職活動をしています。一般枠での就労をしてみて、実際自分の特性がそこかしこで出て来て問題を引き起こしたので、これは開示したほうが楽やな、と思ったため、切り替えました。また自分には20代での成功体験が少なすぎるので、どんなに小さい仕事でもポジティブな経験を積み上げていきやすい環境の方がいいなとも思いました。

 

一般枠での応募もしましたが、障害者雇用を行っていて、溶け込める可能性がある企業様に応募を絞っています。その企業様も選考に入る段階で開示する予定です。とまあ現状はそんな感じです。実際に仕事を辞めてみて、シラフに「やりたいこと」や「自分に出来ること」を考える時間もできたので、貯金やら補助金が保つ限り、あくせくやって行こうかなと思います。