決断はかくも難しい
先日内定を頂いた。
相手は翻訳やらローカライズを積極的にやっている所なので、受けに行った。
面接は無難な質問が多かった反面、筆記試験と言いつつ性格検査をやったのは想定外だった。性格検査は正直、誤魔化しようがあるからだ。私としては、そんなもんやるくらいなら、業界関連の文章の翻訳テストでもした方が、私は納得できた。
正直自分の弱点は筆記試験だという自覚はあったので、それなりに対策はしたのに、性格検査を持ってこられたのは、何だか拍子抜けしてしまった。
まあそれにしたって、悪い企業ではないと思っている。給料は悪くないし、マイペースで仕事もできる(という噂)。残業も一応少ないとの話だ。
まあ各々自分のやり方を尊重する方針だとの事なので、マイペースな私にもこなせるかもしれない。
昨日は東京帰りの疲れで昼まで爆睡してしまった。その後はグータラと「このまま働いてよいものか?」を只管考えていた。
勿論就職はしなくてはならない。もうすぐ第二新卒として扱われなくなるし、できるなら決めてしまいたい。仕事も就活の軸にあっている。実家に寄生してしまっている状況も私にはすこぶる良くない。
一方で老老介護している実家をこのまま置いていってしまって良いものか、悩む所ではある。これに関しては、まあ私が居ても現状維持が精一杯で、良くなる事はないだろう。他の家族には悪いが、母親や祖母は私を一人の人間として見ていない所があるので、私の発言を信じてないし、重きを置いてくれない。私の幼さ未熟さ故もあるかもしれないが、寧ろそれを改善するためにも就職して社会で自分を磨くべきではないだろうか。
母の病気に関してもそうだ。このまま周囲が説得を続けても、母は意見を曲げることはないだろう。60を過ぎてここまで意固地になってしまえば、もはや誰の声も届かない。父と母の2人には厳しいかもしれないが、ここは1つ、母にも精神的に自立してもらわなければならない。
いずれにせよ、今回の決断は痛みを伴うかもしれないが、それぞれの人生にとって必要なことではある。これを機に物事が何とか動いてくれることを祈る