つらつら日記

ブラック社内SEからブリッジエンジニア(仮)に転職できました。修行中です。

哀れな無職に施しを

前職の友人が「明日からまた仕事か・・・」とつぶやく日曜深夜、私は万年床でソシャゲを開いていた。先日DLしたSAOシリーズの新しいやつだ。小さな画面の中の自分の分身を動かしながら、悶々とする。

 

「明日からまた無職か」

 

昔の同期の間ではもはや無職というのは私の代名詞となっており、私と言えば無職、無職と言えば私といった感じになっている。田舎から抜け出せず、抜け出すわけにもいかず。とにかく早いとこ親から離れて遠いところで暮らしたい。土日に1時間に1本の電車を乗り継がないとどこにも行けない生活を脱して、オタクイベントに参加できる環境が欲しい。ライブに行きたい。秋葉原に行きたい。

 

就職活動は、県の障害者職業センターに通いながら続けている。センターに通う同じ境遇の方々がどんどん抜け出して就職しているのを見て、気は焦る一方である。だが、自分が職に何を求めているのかも分からず、どこに求人票を出せばいいのか分からず、ただハローワークがオススメしてきた求人票に履歴書を送りつける日々である。

周りは「地元就職はいいぞ」といった雰囲気を匂わせてくる。そりゃあ、そうだ。飯はうまいし、家賃も安い。電車通勤も職場によっては可能だ。金もたまるだろうから、イベントもどこへなりと行き放題。なはずだ。

ただ、自分は初めて大阪に出た時の成功体験に縛られて、地元就職というのを拒否している。何より情報の拡散速度、出回る率が違うし、特定のコミュニティだけにこだわって所属する必要がない。遊びに行くなら電車でどこでもいけるし、一人の時間が持ちやすいのが都会だ。また多くの人と浅い関係を保てる、人種のるつぼ感がいい。

 

ああ、しかし東京、てめーはダメだ。人種のるつぼなのはいいけど、不文律を他人に押し付けすぎる。そこに所属しないと、不文律を守れないとあかん見たいのが行けない。