つらつら日記

ブラック社内SEからブリッジエンジニア(仮)に転職できました。修行中です。

人と会話を続けるにはどうすればいいのか。

あなたは人に関心がなさすぎる、と言われたことがある。

 

就職活動の際にもアドバイザーに言われたセリフだ。エントリーシートを見ても何を話しても、私の話に終始他人が出てこなかったからだろう。「他人にこう言われてすごく感銘を受けた」「人に注意されて初めて何かに気づいた」という場面はあるのだが、あまり記憶に残っていない。

大学生活の間は編入試験やらサークル掛け持ち、留学やらなんやらに追われていた。そこには確かに他人がいたはずなのに、なぜか記憶に残っていない。

断片的な記憶はある。編入予備校のアドバイザー、講師のセリフ、サークルや留学でできた友達などなど。こいつはこういう奴だな、程度の認識はあるので、少しは人は見ているのかもしれないが、なんにせよ記憶に残っていないということは、私の脳内では「他人(の行動、人格など)」にカテゴライズされた情報は記憶に残す優先順位が低いということなのだろう。

 

そんな中、苦労するのは他人との会話だ。

昨日久々に留学時代の友人と会ってコーヒーを飲んだのだが、私のことばかりが話題の中心になってしまった。向こうは会話能力が高いので、私のことを色々聞いてくれる。私の前職がSEなのに絡めて、うまく話を展開してくれる。私もそれなりに相手に質問を投げたりするのだが、どこかで必ずネタ切れする瞬間が訪れる。最後はネタがなくなってしまい、ついには自分の発達障害のことも「やりたいことしかできない病」とぼかして話題に出さないといけなくなってしまった(発達障害として受け取ったかはわからないが)。そもそも他人におおっぴらけにできるほど、インプットがないのかもしれない。「これは会話のネタにできる!覚えておこう!」と判断するほど周りの事象にも関心がないのだろうか。

 

もっと外に出た方がいいのだろう。とりあえず外出して北海道縦断でもしてくれば気も晴れるに違いない。(?)

 

一度田舎に帰ったら、どうやって人と会話を展開すればいいのかじっくり考えてみようと思う。

哲学がどうのこうの

fromdusktildawn.hatenablog.com

 

ああ、そうだよなぁ。と思った

ちなみに、私の親は哲学が嫌いだ。親父に言わせれば「哲学なんて学んでも、理屈屋になるだけで役立たない。就職では突っぱねられる」らしい。一方母親に言わせれば、「とりあえず論理的な理屈屋にはなるべからず。鼻につくから。」らしい。

大学の友人に聞くと、色々な答えが返って来る。哲学でいうある種の「考え方」や「主張」を考え出した人の人生を追うと面白い、という人もいれば、「まあ社会的にあんまりおおっぴらけに言うもんじゃないけど、まあためになる」と言う人もいた。

 

個人的には、哲学系の本は読んでいて面白いとは思う。ためになったかは分からない。

ただ仮説ではあるが、哲学をうまく理解できると、人生生きやすくなるんじゃないかと思うので、哲学の本は読んでいる。

哲学における主張や理論は考え方の方程式のようなものであり、「此処をこう考えると、こうなる」と言う理屈を束ねたものである。(ただ方程式のような普遍性は薄いように思う)

私のような人間は考え方が硬い。柔軟性がない。かつ思い込みが激しい。なので、他人の考え方を自分の中に取り込むという作業に時間がかかる。その点哲学は書物などデータにまとめてあるので、時間をかけてじっくり学び、理解することができる。

実際に哲学の考え方を生活に取り入れよ、とかそういう堅苦しいことは言わない。というか、それはかなり現実的に難しい。哲学は自分の脳トレ、頭を柔らかく、考え方を柔軟にする訓練の意味合いがあると思っている。少なくとも世の中には様々な考え方があり、自分の考えが絶対でないことを知っておけば、生活の場において一歩引いて状況を分析する余裕が生まれるのではないだろうか。

 

上記に引用したブログの執筆者の方も言っているが、「哲学は役に立たない。役に立つことを目的にしてはいけない。」一方で脳トレ的な意味合いで、もっと気楽に肩の力を抜いて、哲学は取り組むものだと思う。(ガチでやりたければやってもいいが。)

哲学は頭の固い人たちが多いとか、理屈屋が多いとか、イメージとしては間違っていないのかもしれない。だがそれに囚われず、もっと「柔軟に」かつ気軽に取り組まれるといいなぁと思う今日この頃である。

辞めてみてどうだったか(1日目)

仕事を辞めてみて1日目ですが、どのように感じているかというのを少しまとめてみたいと思います。

 

1.自分の服装の酷さがわかった。

まず服装に目がいきました。まず、普段着のシャツはヨレヨレで自分に似合っていない。。。

普段私はどこぞのブランドショップ(UNION...SQUAREだったかそんなブランドの服)で2年前に買ったチェックのシャツを着ていました。服の管理が雑なので、すでにボロボロです。でもここ最近全く気付きませんでした。新しい服はそんなに買う余裕が(金銭的かつ精神的に)ないので、ここ2年ほどRAGEBLUEなどにも全く行っていません。大学入ったばかりの頃は特におしゃれをするのが大好きで、雑誌を読みあさったり、いわゆる「脱オタ」ファッションの本を読んだりして研究していたのに・・・。

ちなみに会社に来ていくカッターシャツもボロボロです。アイロンがけは気付いたら、ここ半年くらいやった記憶がありません。そういえばひどい時には、週末に洗濯機を回す気力がなく、月曜日の朝になって「着ていく服がない」なんて事態もありました。そんな時は近所のコンビニへカッターシャツを買いに走りましたが・・・。

 

2.趣味がちゃんと楽しい。

働いている間は、せっつかれるように趣味をやっていました。「休日は趣味に浸って、無理にでも仕事から離れるべき」という脅迫観念に縛られていたのでしょう。とりあえず趣味はやらないと、休み明けにもっとしんどい思いをすることになると感じて、無理やり外に出たり、筋トレしたり、本を読んでいたりしました。それはそれで気晴らしになってはいたのですが、今の方が数千倍楽しいです。

例えば昨日立ち寄った本屋で「銃・病原菌・鉄」を見つけ、衝動買いし、さっきまで読んでいました。ちゃんと集中できたし、自分の趣味に合うものを久々に見つけたという感覚です。仕事している間は読書中も「もっと仕事に関連がある本を読むべきじゃないのか・・・。こんなことをやっている暇があったら、UMLの勉強でもすべきではないのか」などの雑念が入って来て、楽しめないことが多かったです。自転車もまあそこそこに楽しめるでしょう。(今週末は台風が来るので乗れませんが)

 

3.将来への希望がある。

転職は前々から考えていましたが「今の職場でろくにコミュニケーションも取れていないし、仕事のクオリティも低い。今はここにいて、少しずつでも前に進まないと・・・。絶対生き残れない。でもこのまま此処に居ても、将来自分がまともに働けるビジョンが持てない」なんてことを思っていました。仕事から解放された今となっては、私は自由です。退路を絶ってしまったことで、次のことを考えざるを得なくなり、ハイになったのかもしれません。「営業でも翻訳でも何でもやってやろうじゃない!雑談嫌いで自分が相手を説得できるビジョンなんて一つも見えないけど!」という心境です。

 

一方で、上司とももっとちゃんと話せばよかったなぁと思います。相手の求めるものが分からず、指示の言外の意味も取れないので、関係はよくありませんでした。「君にやらせられる仕事がない」と言わせてしまったのは、私の責任です。「こうして欲しいなんて言ってしまったら、限りなく迷惑をかけてしまうだろう、否定されるだろう」と勝手に判断してしまい、自ら口を噤んでしまいました。今思えば上司も、もっとコミュニケーションを取りたかったはずです。それにうまく答えられなかったのは私の落ち度ですし、この際自滅覚悟でぶつかっていくべきでした。言い訳をさせてもらうなら、私にその気力はありませんでしたし、自滅した際のリスクを思うと、どうしても足がすくんでしまいました。正直双方がハッピーになるためには、どうするのが正解だったのか、未だにわかりません。

 

まだ1日目なので整理がつきづらい部分もありますが、やはり無性に自転車旅に出たい衝動に駆られています。ものを考えるなら、私は自転車の上が一番いいのではないかと思っているので。そこのところは実家と相談ですね。

発達障害の引っ越し

仕事をする日としては、今日が最後でした。残り半日、出勤してPCの初期化やら近くの人にお菓子を配り歩く日は残っていますが、本格的に一日オフィスに篭る日は終わりました。

 

仕事を辞めることが決まって数日、テンションが上がり「仕事辞めたら何しよう!」とか色々考えていたのですが、実際辞めてみると虚無です。虚無が残りました。

事実上、発達障害を抱えたまま世に放り出されることになったわけですが、まあ漠然と「明日からどうすっかな」と言う思いもある反面、「まあ何とかなるやろw」と言った感じでもあります。根拠はありませんが。。。

 

とりあえず住民票を取ってきて、転出届けもして、転職エージェントと面談して、発達障害の支援団体の人ともお話しして、、、という雑事はまあいいとして、その後には「引っ越し」という発達障害には無理ゲーなラスボスイベントが控えています。過去何度も引っ越しには苦労させられました。一番ひどかったのは、大学編入の時ですかね。

 

その時は引っ越し3日前まで自転車旅に出ており、その後帰省⇨取って返してマンションへという強行軍を組んでいました。当然マンションに着いた時には荷物の仕分けをする体力なんて残っているはずもなく・・・。やらなければならないという意識だけはあったので、夜にレッドブルを買い込んだところまでは良かったのですが、仕分けも荷造りも終わらず、目覚めてみれば、業者が来るまで後1時間。荷物はほとんど手付かず。頭は真っ青。手当たり次第に荷物をダンボールに突っ込み、大型家具を外に出しました。引っ越し業者がやってきて、アレヨアレヨと大型家具は持っていってくれました。ですがダンボールはほとんどが手付かずで放置されたままです。どうしよう、午後にはマンションの管理業者が点検しに来るのに。。。

トチ狂った私はとりあえず落ち着こうと、近所のローソンでパンとモンエナを買い、後のことは考えずに片付けをしました。ええ、ひたすらに。途中管理業者が何かを察したのか、顔を出しにきて、「あぁ、こりゃあかんわ」という眼差しをして帰って行きました。幸い転居先のマンションに両親が待機してくれていたので、洗いざらい事情を話して助けに来てもらいました。予約なしでも速攻で対応してくれた両親と赤帽さんに感謝です。引っ越しが終わったのは夜の10時でしたが。

直近の引っ越しはまあまだそれに比べれば成長した方かなと思います。一人で大方の作業をこなすことができました。大型家具は一通り運び出していただけましたし、ダンボールも全て運び出すことができました。ただ、一部ダンボールに入らなかった荷物があり、それは転居先への荷物の運び入れが終わった後、もとのマンションにとって返して、リュックに入れて自力で運ぶ羽目になりましたが。ちなみにその作業が終わったのが、夜中の1時です。

 

さあ、今回の引っ越しにはどんなハプニングが待っているのか。私は無事全ての荷物を実家に送り、後ぐされなく仕事を辞めることができるのか。乞うご期待です。

金があったらやりたいこと。業者を呼んで荷造りしてもらう。

プリズマイリヤ 雪下の誓い感想など

リリカルなのはに関しては近所での上映が終わっていまい、代わりにプリヤの映画が始まったので、見に行きました。映画が素晴らしかったので、機会があれば2回目行くかもしれません。

 

ざっくり言うと、「すごいFateしていた」と言う感想になります。

まず今作の主役は士郎です。イリヤは最後の最後にちょっと出るだけで、ほぼ出番は皆無と言っていいでしょう。Twitterでは、「これHF(ヘヴンズフィール)じゃん!」と言う感想が出ていましたが、その通りだと思います。HFのヒロインは桜でしたが、今回のヒロインは美遊です。美遊のために士郎があれこれ頑張り、這いつくばって戦う、そう言うお話です。キャラが可愛いのは当たり前として、士郎の行動原理はHFっぽかったですね。詳しい考察はガチな方々にお任せして、自分はその程度の感想に留めます。

 

あと、HFじゃないのに、桜がヒロインしてましたね。いやもう、彼女がなんでメインヒロインじゃないんや。HF世界線の桜とかどうでもええねん。桜がメイン張っててもおかしくないやろ、と言ってしまいたいです。もう、もう、もう、

 

 

士郎さんそのまま桜攫って遠くで暮らせや!

 

・・・取り乱しました。

後は、切嗣さんが非常にZeroっぽかったので、個人的には好感触。あくまで「1を殺して全を救う」思考のままの切嗣さんですね。あの世界線のアイリとかイリヤってどうなってるんですかね。間桐の家は(かろうじて、ほぼ壊滅状態でも)魔術回路は残っているみたいなので、アインツベルンも残ってるんじゃないかと思うんですよ。遠坂さん家

は知りません。

 

まあ何にせよ、今回の映画は「Fateは好きだけどプリヤは苦手」と言う方でも楽しめると思います。会社の同期1名は「プリヤはFateみたいな言い回しとかないから苦手」と言っていましたが、勧めてみようかと思います。

 

ここ最近映画館に通い詰めていますが、ぼちぼち近所で「夜は短し歩けよ乙女」をやっているので(住所がバレる)、行こうか行くまいか迷っています。森見さんの作品は好きなのですが、あの映画はなー。好きなところも多いのですが、苦手な所も多いのですよ。ミュージカルシーンとか、個人的にはダラダラ引っ張っているだけな感じがして、あんまり好きになれませんでした。そこを際立って覚えているせいで、他のいい所がかき消されている感・・・。お見舞いのジョニーの言い回しは好きでしたよ。

コレクションとしてDVDは買おうと思います。はい。

 

 

日本人発達障害者が海外就労って詰んでる?

本日は医者とのカウンセリングの日。ちょっと海外就労のお話をいたしました。まあ「理論上は可能なんじゃない(できるとは言ってない)」という結論になりました。

 

よくよく考えると、発達障害者が海外就労するのって、割とハードゲーですよね。就職してしまえば、留学経験は1年あるので、私は個人的に耐えれんことはないかなと思っているのですが、就職に至るまでがハードゲーな気がして来ました。

 

まず海外では実務経験が全て。実力が全て。なので、日本でそれなりの実務経験を積んでおかないといけない。これまではIT方面での就職を考えていたのですが、そもそも私には理系の学位がない。コンピュータサイエンスの学位がないと、海外でのIT業界での就労は不可能となる。(現地で専門学校通う、海外の大学の学位をとるという手段もありますが、資金的に厳しいものがあります。また完全未経験から資格を取って就職している猛者もネットでお見かけしましたが、これはかなり幸運な方ではないでしょうか・・・。)

そもそもITに関しては、今の時点で適正がかなりない感じなので、望み薄です。

 

一方で、海外就労でよく言われるのは「営業職」です。これも私には無理ゲー。臨機応変さのカケラもないし、日本で経験が積めるかどうかも怪しい。

 

となると、自分で今分かっているアドバンテージが英語力だけなのですが・・・。これ、海外就労を考えた時に長所になりませんよね。だってできて当たり前ですから。プラスアルファ何かできないといけない。

何ならできるんですかね。もう今の会社は辞めることが決定しているので、これ以上あの会社で積めることはないのですが、とりあえず翻訳通訳で何か探すしかないのか・・・。

 

思えば大学時代にもっと専門っぽいことやっておけばよかったですね。一応国際関係学の学位はありますが、別に国連職員できるわけじゃないですし、営業できないので商社も厳しいでしょう。あと国際分野でできることと言ったら、ちょっと思い浮かばないですね。

幸いなことに、まだろくすっぽ調べていないので、まだ未知数な職種があるかもしれない、というのは救いですか。自分がジョブズではないことは分かっているので、その道で世界を変えるとかは望みませんが、何かしら精通しないとダメですね。

 

UdemyでMBAでも勉強してみますか。今月末まで1200円で安い講座を購入できることですし。あと仕事抜けたら、今までやり残したUdemyの講座を消化しないとですね。せっかくお金も払いましたし。

 

自分の専門分野かぁ。これはトライアンドエラーしかないか・・・。

リリカルなのはReflection感想など

先日リリカルなのはReflection6回目を見終わり、そろそろ落ち着いて感想をまとめることができるかな、と思ったので感想など。

 

※今回はネタバレを含みます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.個人的一番の見どころはフェイトの成長シーン

個人的に毎回うるっと涙腺が緩むのは、Invisible Heatが流れるシーンです。シリーズが作られる度に過去をえぐられるフェイトちゃんですが、今回のはよかった。映画無印から始まるフェイトちゃんの家族に関する複雑な思い、葛藤を乗り越え、ようやくリンディさんのことを「母さん」と呼べるようになったというのは、彼女にとって大きな一歩だと思います。テレビシリーズでは、A's最終回で様々な過程をすっとばして、「母さん」って呼んでましたからね。今思うとあの演出に、もやっとしたファンもそれなりにいたのではないでしょうか。自分はすんなり受け入れた人間ですが。加えて、今回の映画はフェイトちゃんが辛い思いをするといったシーンは特段ありませんでしたね。純粋に彼女が救われるだけで終わるというのも味があってよかったと思います。無理やり困難を乗り越えさせる段階はもう終わったのかもしれませんね。フェイトちゃんの話に関しては、冗長なシーンのないよくまとまったストーリーだったと思います。

 

2.よりワイルドに。

キャラデザが変わったと同時に、色々な部分が男心くすぐる感じに、ワイルドになった印象です。まずデバイスはForceで用いられていたカレドヴルフ社製のデバイスを筆頭に、全体的にメカメカしくなっていましたね。序盤ではシグナムの試作電磁剣とか、ヴィータのプロトキャノンとか、その辺りが特に際立った印象です。またグラーフアイゼンなんかは、「俺のドリルは天を突くドリルだ!」という名言を残したアニメを彷彿とさせるデザイン。まさにドリルは男の魂。なのは装備のストライクカノンとディフェンサーも忘れてはいけません。また更にグッときたのが、フェイトちゃんのバルディッシュ・ホーネット、ジャベリンモードですね。あれを見た瞬間、「映画無印に出てたレイジングハートのカノンモードじゃん!嫁の装備リスペクトしてんじゃん!おそろじゃん!」と思ったのは私だけではないはず。(ハルバートはヤボったいイメージを受けましたが、その分バルディッシュのスタイリッシュさが際立ったので、オールオッケー。)敵役で言えば、バルニフィカスも男心揺さぶられたのですが、ルシフェリオンの「ディザスターヘッド」(砲撃形態)に軍配。なのはの頭を掴んだ状態からのゼロ距離砲撃とか、賛否両論の某平成ガンダムの「赤い翼が生えてて、動くと残像が残る奴」のアレを思い出しました。

よりワイルドに、で思い出すのが、戦闘描写ですね。最近の美少女アニメで、美少女ヒロインの顔面をぶん殴る、腹パンしてぶっ飛ばすアニメはそうないのではないかと思います。個人的にはすぐに思い出すことはできません。片や、顔面を殴られた方のヒロインであるなのはも、キリエをワイヤーでふんじばって、空中でハンマー投げしてますからね。正直どっこいどっこいです。忘れてはならないのが、アミタのバイクアクションです。車上砲撃からのジャンプ⇨ヘヴィエッジで工事用作業者を裁断、の流れを見た時は思わず心の中で「素敵!抱いて!」と心の中で叫んでしまいました。アミタは全体的にワイルド描写多かったですね。地面に落ちているガトリング砲を蹴り上げてキャッチするあたりとか。個人的に、今回の映画で一番好感度が急上昇したキャラです。キリエの「システム・オルタ」を起動するあたりはよかったと思いますよ。(ワイルド関係で言えば、まだまだ言い足りない部分がありますが、長くなってしまったのでこれにて。シャマルさんがトゥルケーゼのコアを握りつぶすあたりとか、シュツルムファルケンとか)

 

3.神シーンこもごも

フェイトの成長シーンが最高だったと書きましたが、無論なのはのフォーミュラモード登場シーンを忘れてはいけませんね。最早なのはが神様か何かであるかのように、神々しく、また淡く光り輝くシーンです。なのはに関しては、前作以上に「自分の体のことを考えてない感」が増したわけですが、(フローリアン姉妹の身体強度だから運用できるファーミュラ装備をレイジングハートに取り込み、それを体ズタボロの状態で使ってるあたりとか。対キリエ初戦の後にチェッカーを走らせながら、思いつめた表情をするシーンとか。)小学生時代のなのはは向こう見ずで、「困っている人を助けたい。誰かの悲しむ顔は見たくない。」が行動原理なわけで、その必死さがあってこそ、あの時代のなのはは成立するのですが・・・。個人的に序盤に桃子さんを出したあたり、「今回はなのはの過去シーン入れてくるのかな」と思っていたけれど、まだもうちょっと引っ張りそうですね。個人的に桃子さんを出してきたのは、なのは過去描写を入れるための伏線だと信じているので、その辺りDetonationで何か仕込んでくるものだと思っています。

 

4.Detonationへ向けて。

Detonation=「爆発」とかいう意味らしいので、次も激アツな展開を期待しています。無論リリカルパーティ6も・・・。自分はなのはシリーズにちゃんと出会ってハマったのが大学生になってからで、あれから8年くらい経つわけですが、やはりこの作品を好きになってよかったなと思います。辛い時にこのシリーズを思い出して励みにしたり、色々登場キャラの性格やらなんやら分析して自分の人生に取り入れられないかと試行錯誤したり。この作品を通して何人も友達もできました。リアルな三次元の友達です。本当にこの作品を好きになってよかったなと思いますし、なのはがなのはらしく、変わらずにこのシリーズの良さを伝えてくれることに感謝しています。

ただ一方で、ここ数年でこのシリーズをめぐる事情はだいぶ厳しくなってしまったのではないかなと思います。パチンコ化あたりを見ていると、お金集まってないのかなと思ってしまうし、また声優さんの間では田村ゆかりさんがキングレコードを離れてしまい、ビジネスとしてはかなりやりづらくなってしまったのではないかなと邪推しています。私は公開初日に舞台挨拶のライブビューイングを見ましたが、見ていて変な汗が流れてしまいました。田村さんは他の出演陣と目を合わせないし、(ダウナートークはいつものことだけど)トークの内容も当たり障りのない台本チックな内容。。。いや、元のキャラを突き通すというのも、もしかしたら「大人の事情」で厳しいのかもしれませんが。(奈々さんの文集砲騒ぎが空回りしたのはよかった。)

また作品に対するハードルが上がりきってしまった、というのも大きな懸念材料です。最早名作と言われて当たり前。失敗が許されない、当たって当然の作品に、なのはシリーズはなってしまいました。StrikerSやVivid無印はアレヤコレヤ言われていますが、製作陣としてはそういった批判は絶対に避けたいはずです。(個人的にStrikerSは大好きです。大人フェイトさん最高。vividは消化不良感が否めない。)そんな作品を今後も存続させていかなければならない。お金はアレヤコレヤすれば昔からのファンが落としてくれるかもしれませんが、ファンも高齢化してきている感じが否めないので、規模は縮小してくるかもしれません。規模が縮小すれば予算も減る。そうなればクオリティも落とさざるを得ない。それは誰もが望まない結末でしょう。

 

正直、私は次のDetonationがなのは劇場版シリーズ最後の作品になるのではないかと思っています。認めたくはありませんが。ファンは永久に続けることはできますが、作品との付き合い方は変わってくるかもしれない。仮に次の作品を作るとしたら、VividStrikeの続編になるのでしょうか。正当な、なのはシリーズの続編であると私が信じているForceの原作も早く帰ってきてほしいところです。

 

結論として、私はなのはシリーズに続いてほしい。なのはシリーズでまだ読みたいみたい話がいっぱいある。最早初代なんか10年前の作品ですから、リメイクしてテレビ再放送とかやってもいいとすら感じています。どんな物語にも終わりはくる、優秀の美を飾らせてあげることも一つの愛情の形なのではないか、とも思いますが、本心から言えば彼女らの物語をまだまだ見続けていたい。私自身がなのはシリーズなしでは生きていけない身体になってしまったから、これは責任を取ってほしい!(笑)

 

最後はシリーズの展望というか個人的感傷を吐露する感じになってしまいましたが、なんにせよ「なのはReflectionは個人的に今年一番の名作。」これだけは言えます。劇場特典も配布が終了してしまい、ぼちぼち上映している劇場も少なくなってくる頃合いでしょう。個人的にはあと3回くらい見に行って、InvisibleHeatで号泣したいのですが、それはまたDVD/BD発売まで貯めておくことになりそうです。そう言えばツイッターでは「どうせ極爆とかIMAXとかあるんでしょ?」というつぶやきが多数見られましたが、もしマジでやるなら、関東まで出てくる所存です。なんなら新幹線代ケチってチャリで見に来てもいい。運営さんはよ。

 

ここまで長くなってしまいましたが、ちゃんと読んでくださった方々、ありがとうございます。好きなことなら4000字くらいさらっと書けてしまうんだなぁ。さすが発達障害。過集中は疲れますが、この没入している時間がいいのです。好きなことを書いているのには楽しいですしね。こうした「好きなこと」をくれたという意味でも、なのはシリーズには感謝しています。

 

※追伸

先日「なのはReflection6回目見たけど、同じように泣けた」と会社の先輩に言ったら、「お前はおかしい」と言われたけど気にしてない。頭おかしいのは知ってた。